前回に引き続き、ちんどん屋計画について。
いろんな準備が整ったので、いよいよ練習です。
まずは楽器選びから。
わたしがピアニカで曲担当、みなさんは、手持ち楽器でリズム担当。
ちんどん屋っぽい音色にするために、楽器の種類は、音の立ち上がりがはっきりしたものや余韻が少ないもの、ある程度高音の楽器を選別しました。
ここ、わたしのこだわりどころです。
(たまには、音楽療法士らしいところもお伝えしておかねば)
あと、歩きながら演奏するので、持ちやすいことも大事ですよね~。
これはカウベルという楽器。
牛(カウ)の首に付けるベルを模したもので、高音で明る~い音色です。
よくドラムセットにくっついてます。スティックでたたきます。
あ、衣装とかかつらが気になるかと思うんですが、楽器を見てくださいね。
これは、アゴゴベル。アゴゴはポルトガル語です。
金属楽器で、小さい方が高音、大きい方が低音。スティックで交互に叩くと、たちまちサンバのリズム♪
もう一回言いますけど、楽器を見てくださいね。
これはどじょうすくいのざる・・・ ではなく。
フレームドラムという楽器です。
軽くて演奏しやすくて、いろんなサイズがあります。
ほかにも団扇太鼓、ドレミパイプ、ジェンベなど30種くらいのなかから選んでいただいてます。
楽器を手にとるときのみなさんの表情、ほんといいっ♪
さて、問題は・・・
「歩きながら楽器を演奏できるのか」
なのです。
これがまあ難しい!
曲を聞く。
それに合わせて楽器を鳴らす。
でも手元ばかりは見ていられない。
前を見て。歩かなきゃ。
歩くことに気を取られてたら、今度は手が止まってたりして。
見てるぶんにはどうってことないことも、やっている本人は、これだけのことを同時にこなしてるんですよね~。
ではでは!
私がピアニカを吹きながら先頭を行くので、みなさんついてきてくださいね~!
とお伝えし、行進スタート!
ピアニカで「蒲田行進曲」を演奏しながら、歩きはじめるわたし。
うんうん、しっかりみなさんの楽器の音が聞こえてくるぞ。
いいぞいいぞ。
さて、みなさんついてきてくれてるかしら?
ドキドキしながら振り返る。
・・・だれもおらんやないかーい!!!
はてさてうまくいくのかちんどん屋!?
本番をお楽しみに!!!